永遠の愛
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「今日が最後の日だろうなあ。」
「そうなの。残念ねえ。」
「まあ、一人になっても大丈夫なようにしておいたから。」
「あら、どういうことかしら。」
「あのロボットに、自分のデータを全て入れておいた。小さい時から、こうなることを考えて、記録し続けてきたんだ。」
「そうなの。じゃあ、永遠に語り合えるわね。」
「うん。それに、自分にとても似た姿で、運動能力も素晴らしい。病弱な私に代わって、海外旅行にも行ってくれるだろう。楽しんできて。」
「そうねえ。・・・。」
「どうしたんだ。」
「いえね、私は、あなたといるだけで満足だったのよ。別れる時は辛かった。だから、あなたが残りを幸せでいられるようにと、私に託したのよ。そう思ってくれるのは嬉しいわ。そして、また会えるのが、楽しみなのよ。」
「・・・。ああ。そうだったのか。気づかなかったよ。全く、さすが開発者だなあ。」
「ふふ。」
「じゃあ、行くよ。」
「そうなの。残念ねえ。」
「まあ、一人になっても大丈夫なようにしておいたから。」
「あら、どういうことかしら。」
「あのロボットに、自分のデータを全て入れておいた。小さい時から、こうなることを考えて、記録し続けてきたんだ。」
「そうなの。じゃあ、永遠に語り合えるわね。」
「うん。それに、自分にとても似た姿で、運動能力も素晴らしい。病弱な私に代わって、海外旅行にも行ってくれるだろう。楽しんできて。」
「そうねえ。・・・。」
「どうしたんだ。」
「いえね、私は、あなたといるだけで満足だったのよ。別れる時は辛かった。だから、あなたが残りを幸せでいられるようにと、私に託したのよ。そう思ってくれるのは嬉しいわ。そして、また会えるのが、楽しみなのよ。」
「・・・。ああ。そうだったのか。気づかなかったよ。全く、さすが開発者だなあ。」
「ふふ。」
「じゃあ、行くよ。」
SF
公開:19/04/10 13:21
愛媛県松山市出身
物理学修士修了
常用派遣エンジニアだが、自由な複業を目指している。
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