優しさ
0
4
原っばに仰向けになって寝転んで見上げたあの夜の星空をもう一度見たいねなんて他愛もなく君と話していて、僕は見えない場所にぽっかりと空いた穴を誤魔化していた。
だから君は僕を底のない慈しみで包むように微笑んで、僕の前から去っていったのだろう。
夜空の下、寝そべる僕の頬を桜の花弁が流れた。
だから君は僕を底のない慈しみで包むように微笑んで、僕の前から去っていったのだろう。
夜空の下、寝そべる僕の頬を桜の花弁が流れた。
恋愛
公開:19/04/08 08:06
きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます