監獄島_(2)

7
4

自称案内人と名乗った男は「ヤス」と名乗った。この島の牢名主的存在で
他の囚人たちを束ねる役割をしているらしい。

ヤスに従って島を案内してもらう。
住居となる木造りの小屋や、広々とした畑などは予想していたが、
海水から塩をつくったり、鶏やヤギを飼ってそれぞれ卵や乳、そしてチーズまで作っているのには驚いた。

「そういえば、お前名前はなんていうんだ?」
「あっはい、藍といいます。相田 藍……」

「わかった。相田! 言っておくが注意事項がいくつかある。破ったら命の保証はしないからな!」
「はっはい!!」
「まず海にでるな!政府の監視船に見つかったら問答無用で撃たれる」
「はい!」
「あと必ず他の女性囚人と一緒に行動すること!! 一人になったら最悪男に襲われるぜ!?」
「はい!」
「今日は休め! 明日から働いてもらうからな」

私はここでうまくやっていけるのだろうか……。
ミステリー・推理
公開:19/04/06 20:12

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
コメントを頂けると励みになります。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容