呑まれる

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寄せては返す波が、溢れた涙を大海原に連れ去ってしまう。

サクサクと砂を踏む足音に振り返ることもなく、溢れた想いを言葉にして吐き捨てる。

何の為に生きてきたか、なんてそんなこと分からない。

だけどこんなものの為に生きてきた訳じゃないことだけは、はっきりしていた。

波音は絶え間なく響き渡る。
ファンタジー
公開:19/04/06 08:06

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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