ナイトフィッシング
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ナイトフィッシングが趣味だ。
「釣りをされるんですか?」
いや、あまり大きな声では言えない。
夜の街で、整った容姿をエサに女の子たちを釣っているんだ。
寂しそうにしているコに甘い声でささやく。
「僕で良かったら、話してくれるかな?」
これで針にかかったも同然さ。
あっ! 道路の向かい側を歩いているあのコ、凄く好みだ。
これは大物の予感がする。
「こんばんは」
重そうなバッグを持っている。学生さんかな。
「どこの大学?」
「そうではないんですけど……」
うーん、ノリが悪い。思い切って一気に行くか。
「悪いですが、急ぐので」
突然、彼女の姿が消えた。
「パシッ」
鋭い音がして、急に動きが取れなくなった。
全身に網がからみつく。
彼女は不敵な笑みを浮かべる。
「たくさんの女の子を泣かせてきた罰よ」
手にはたっぷりと墨を含んだ筆と和紙。
ああ、今度は僕が釣られたのか。
「釣りをされるんですか?」
いや、あまり大きな声では言えない。
夜の街で、整った容姿をエサに女の子たちを釣っているんだ。
寂しそうにしているコに甘い声でささやく。
「僕で良かったら、話してくれるかな?」
これで針にかかったも同然さ。
あっ! 道路の向かい側を歩いているあのコ、凄く好みだ。
これは大物の予感がする。
「こんばんは」
重そうなバッグを持っている。学生さんかな。
「どこの大学?」
「そうではないんですけど……」
うーん、ノリが悪い。思い切って一気に行くか。
「悪いですが、急ぐので」
突然、彼女の姿が消えた。
「パシッ」
鋭い音がして、急に動きが取れなくなった。
全身に網がからみつく。
彼女は不敵な笑みを浮かべる。
「たくさんの女の子を泣かせてきた罰よ」
手にはたっぷりと墨を含んだ筆と和紙。
ああ、今度は僕が釣られたのか。
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公開:19/04/07 19:39
更新:19/04/07 19:59
更新:19/04/07 19:59
スクー
イケメン魚拓
短い物書き。
皆さんの「面白かったよ!」が何よりも励みになります。誰かの心に届く作品を書いていきたいです。
54字の物語・更新情報はTwitterでチェック! ぜひ遊びに来てください。
https://twitter.com/leyenda_rosa
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