紅く

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真っ赤なルージュで作ったキスマークで、あなたのその白いシャツを汚したい。

上から三つ目のボタンまで開けてはだけた逞しい胸元すらも、赤く紅く穢してしまいたい。

ベッドに腰掛けてあなたの腕を引く。

襟元にぶら下がっていた紺色のネクタイが床に落ちる。

あなたの目が戸惑う。

カーテンが幕を閉じた。
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公開:19/04/05 07:08

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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