三時のキーボード
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キーボードをカタカタ鳴らす。
どれくらい時間が経ったのか、分からなくなるくらいには作業を続けている。
いい加減集中力が切れてきたので、画面の端っこの数字で時間を確認する。
午後三時。なんてことだ。おやつの時間じゃないか。
けれど困った。今日は小腹がすいた時のためのおやつを持ってきていない。
仕方ないので、パソコンのキーを一つもぎ取る。
ぷちん。
取り外したそれを口の中に放り込んで味わう。
外側はカリッ。
内側はとろり。
少しピリピリとしびれる。
パソコンに流れる電気がキーに混ざり込んでいるのだろうか。
ふう。満足、満足。
けれど困った。キーボードの中から五個ほどキーを食べてしまった。
これでは作業ができない。
その時、横のデスクで作業していたA君が
「これ、いる?」
とチョコレートを差し出してきた。
僕はありがたくそれを受け取って、キーボードにはめ込む。
今日の仕事はまだまだ続く。
どれくらい時間が経ったのか、分からなくなるくらいには作業を続けている。
いい加減集中力が切れてきたので、画面の端っこの数字で時間を確認する。
午後三時。なんてことだ。おやつの時間じゃないか。
けれど困った。今日は小腹がすいた時のためのおやつを持ってきていない。
仕方ないので、パソコンのキーを一つもぎ取る。
ぷちん。
取り外したそれを口の中に放り込んで味わう。
外側はカリッ。
内側はとろり。
少しピリピリとしびれる。
パソコンに流れる電気がキーに混ざり込んでいるのだろうか。
ふう。満足、満足。
けれど困った。キーボードの中から五個ほどキーを食べてしまった。
これでは作業ができない。
その時、横のデスクで作業していたA君が
「これ、いる?」
とチョコレートを差し出してきた。
僕はありがたくそれを受け取って、キーボードにはめ込む。
今日の仕事はまだまだ続く。
その他
公開:19/01/04 19:07
たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!
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