愚かな格好
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                                かの哲学者のニーチェは言った。
「自分の哲学は持つな」と・・・
僕は、愚かな人生を歩んできて、これ一つとして世に成果を残してきた訳ではないが、悲壮にくれず今を生きていた。
哀れな哲学者となって、一つでも良いから、世の中に功績を残しておきたかった。
だから、ニーチェの格言を否定するつもりはないが、自分なりの教訓を誰かに伝えたいと思っていた。
しかし、それは僕のこじつけであって、他人のためではなく、自分のためにしている哀れな事実であった。
僕は孔雀のように色彩豊かな羽を広げて、目立ちたいつもりはこれっぽちもなかった。
この世界に誕生した喜びを誰かと共有して、深閑から逃れたいと思っていたのかもしれない。
僕は無名な哲学者として少し背伸びをしようとした。
ニーチェには悪いけど、頑固一徹で自分らしさを貫いていきたいと思う。
例え、それが浅はかな考えだとしても・・・
    「自分の哲学は持つな」と・・・
僕は、愚かな人生を歩んできて、これ一つとして世に成果を残してきた訳ではないが、悲壮にくれず今を生きていた。
哀れな哲学者となって、一つでも良いから、世の中に功績を残しておきたかった。
だから、ニーチェの格言を否定するつもりはないが、自分なりの教訓を誰かに伝えたいと思っていた。
しかし、それは僕のこじつけであって、他人のためではなく、自分のためにしている哀れな事実であった。
僕は孔雀のように色彩豊かな羽を広げて、目立ちたいつもりはこれっぽちもなかった。
この世界に誕生した喜びを誰かと共有して、深閑から逃れたいと思っていたのかもしれない。
僕は無名な哲学者として少し背伸びをしようとした。
ニーチェには悪いけど、頑固一徹で自分らしさを貫いていきたいと思う。
例え、それが浅はかな考えだとしても・・・
        その他
      
      公開:19/01/05 21:52      
    
 
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