遠慮の塊
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家族で大皿をつついていたら最後にちょこんと遠慮の塊がのこる。我が家ではじゃんけんで勝った人が食べれるのが決まりだった。
僕はこのじゃんけんで負けなかった。
ちびだったころの僕は鼻高々だった。
「父ちゃん母ちゃん!僕強いね!」
「そうね。」「次は負けないぞ!」
両親は優しい笑顔だった。
そんな僕も今では家庭をもち、小学二年生の息子がいる。伝統を受け継がねばと、このじゃんけん大会を最近始めた。
今日の夕食は妻の得意料理の肉じゃがだ。最初に妻がつくってくれた料理は肉じゃがだったな、、なんて考えていたら、遠慮の塊が残った。
「いつものやつだね!!じゃーんけん、、、」
息子は力一杯に振りかぶった。振りかぶった時はいつもグーだ。
「ぽいっ!」
僕らはチョキを出した。
「わーい!パパもママもよわーい!」
「そうね。」「次は負けないぞ!」
僕らは自然と笑みがこぼれた。
僕はこのじゃんけんで負けなかった。
ちびだったころの僕は鼻高々だった。
「父ちゃん母ちゃん!僕強いね!」
「そうね。」「次は負けないぞ!」
両親は優しい笑顔だった。
そんな僕も今では家庭をもち、小学二年生の息子がいる。伝統を受け継がねばと、このじゃんけん大会を最近始めた。
今日の夕食は妻の得意料理の肉じゃがだ。最初に妻がつくってくれた料理は肉じゃがだったな、、なんて考えていたら、遠慮の塊が残った。
「いつものやつだね!!じゃーんけん、、、」
息子は力一杯に振りかぶった。振りかぶった時はいつもグーだ。
「ぽいっ!」
僕らはチョキを出した。
「わーい!パパもママもよわーい!」
「そうね。」「次は負けないぞ!」
僕らは自然と笑みがこぼれた。
その他
公開:19/01/02 03:11
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