踊る蝶

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蝶がふもとに降りると、人間達が変な音を出しながらそれに合わせて踊っていた。
蝶は舞うことに関しては自信があったが人間の踊りを見るのは初めてで、次々とインスピレーションが湧いた。すっかり感動した蝶は早速自分なりに取り入れる事にした。
苦心の末、独特の飛び方を身につける。
しかし、同じ昆虫仲間に見せても誰にも分かってくれない。
芸術は知識が無いと理解出来ないのだ。
そこで蝶は人間に見てもらおうと思い立った。
人間なら自分の舞いを理解出来るはず。
そんな時、人間の団体が山を分け入ってきた。
絶好のチャンス。
颯爽と飛び出し、自慢の舞いを披露した。
「おっ。なんだこの蝶は。変わった飛び方をするぞ。苦労してここまで来た甲斐があった。」
昆虫採集家はサッと虫網を操ると鼻歌を混じりに山を降りていった。
ファンタジー
公開:19/01/02 01:17
更新:19/01/02 01:17

林 孝光( 東京 )

1日1作、昼の12時頃に投稿しています。

普段は四コマ漫画を描いたり、イラストを描いて遊んでいます。

趣味はジャズピアノです。

ショートショートは中学生の時に筒井康隆先生に出会って衝撃を受けて、星新一先生、藤子F不二雄先生と手を伸ばして読み漁り自分なりに執筆をしていました。

よろしくお願いします❣️

ショートショートの漫画も執筆しています。

漫画ブログ

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