いろいろ空振り父ちゃん

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クリスマス近い休日の午後、娘がストレス発散なのかゲームに飽きてかバッティングセンターへ連れて行け!とおねだりしてきた。
中2の娘はその年頃だから時折私を毛虫の如く扱う。でも今日はご機嫌。
よし!分かった。ただ後でスーパーへの買い物に付き合え。
と本日バイト中の嫁に代わり夕食を作る私の、その準備にも付き合わせる事にして出発。
道中、娘が冬休みに1日出校し中学の部活見学に来る小学生の相手をしなきゃいけない…と少し面倒くさそうに、でも一寸嬉しげに話す。
あれ?そう言えばお前が小6の時、部活の事前見学なんて有ったっけ?と聞くと、だって2年前はそれどころじゃ無かったじゃん。緊急入院中の父ちゃんの付添い。って、そうか!あのタイミングか。悪かったなごめんごめん。と言うと、まあ気にすんなやとでも言いたげな娘の横顔。
そしてバットを振る娘の背中を眺めつつ、今や元気な私は夕食で腕を振るう決心をするのでした。
その他
公開:18/12/30 21:32
更新:19/03/17 07:33

みのる( 愛媛県産、現在広島県に生息。エサを求めて中四国の人里に出没中。 )

心に響く爽やかなお話しをお送りしたいのに、ああそれなのに・・・

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