王様と大臣①
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とある昔のお話です。
王様と大臣がいました。
「のう大臣……」
王様は言います。
「なんでしょうか?」
「考えたんだが、王様より大王のほうがよくないか?」
「え……」
「いや、王の前に大がついたほうが凄くない?」
「いえ、私にはなんとも……」
「じゃあ王様マークツー」
「ワンはあったんですか?」
「王様深い青空」
「それ肩書きですか?」
「なら、冷やし王様始めました」
「安い感じがします」
「王様ビキニンズ、王様オリジン、王様明鏡止水」
大臣は黙りました。
「どれがいい?」
「普通の王様がいいかと。今までそれで通してたんですから」
「そう?」
「王様は王様が一番じゃないですかね」
「そうか……」
ストローウィック城は平和でした。
王様と大臣がいました。
「のう大臣……」
王様は言います。
「なんでしょうか?」
「考えたんだが、王様より大王のほうがよくないか?」
「え……」
「いや、王の前に大がついたほうが凄くない?」
「いえ、私にはなんとも……」
「じゃあ王様マークツー」
「ワンはあったんですか?」
「王様深い青空」
「それ肩書きですか?」
「なら、冷やし王様始めました」
「安い感じがします」
「王様ビキニンズ、王様オリジン、王様明鏡止水」
大臣は黙りました。
「どれがいい?」
「普通の王様がいいかと。今までそれで通してたんですから」
「そう?」
「王様は王様が一番じゃないですかね」
「そうか……」
ストローウィック城は平和でした。
ファンタジー
公開:18/12/30 15:57
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