ブラック企業

変にせまく感じるな、と思っていたら電車の中はキャリーバッグや大きなカバンを抱えた帰省目的だろう人ばかりだった。

年末年始なんて他人事なもんだから、ぼーっとワイヤレスイヤホンから流れてくるプレイリストの曲のメロディに意識を取られて気付かなかった。

高校時代の友達にはブラック企業だ、なんて揶揄されるけど、そんなことは百も承知。

若いうちなんだ。今のうちに身体も精神も酷使しまくってチャンスを掴みとってやる。

舞台に上がれば規則的に左右に振れるペンライトと多くのファンが私達を迎えてくれる。