疑似家族。そしてその愛の行方

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私には家族がいる。優しい母と妹達だ。
母は私や妹達が飢えることがないよう必死に面倒を見てくれた。

私はそんな母を誇りに思い、母のようになりたいと考えてすくすくと成長した。
いや、私は成長しすぎていた。とても成長期という言葉で片付けられるものではない。

その事がきっかけで母や妹達と血が繋がっていないのではないかと考える様になった。

妹達は私より少し遅れて産まれてきた。
実は私には産まれたその時、自分の為だけに妹達を害する考えが脳裏をよぎったがそれを思いとどまった記憶がある。

そして現在、母と妹達は私の半分くらいの体格しかない。家が狭く感じるのは間違いなく私がいるせいだ。

産みの親であるカッコウがこのモズの巣に托卵さえしなければ母がこんなに苦労する事はなかった。

私には心に決めている事がある。
それは誇れるモズの母の様に自分で子育てを行う事。

不格好でも子に想いを。愛を伝えよう。
その他
公開:18/12/28 16:53
更新:18/12/29 11:42

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