お疲れサンタ

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『クリスマスローズ』

クリスマスイブに、彼から花束が届いた。
クリスマスローズだ。
「誰の入れ知恵かしら?」
花束にはメッセージカードが刺してあり、しょーもない三行の小話が書いてあった。
「知るわけ、ないか」
クリスマスローズの花言葉なんて。

さぁ、明日もバイトだ。


『ローストチキン』

クリスマス。
牛と豚と鶏が食卓を囲んでいた。
テーブルの真ん中には……。


『お疲れサンタ』

クリスマスが終わった。
彼女がバイトで疲れきったのか、サンタクロースに扮したままソファーで眠っていた。
そんな彼女の元に、トナカイに扮した彼が近寄る。
「お疲れサンタ」
そう言って、彼女を抱え上げた。
「……しょーもな」
彼女が寝言を呟く。
「ダジャレ言ってねーし! てか、重っ……」
「だまれ」
「お前、起きてんだろ?」
「……」
「やれやれ。一日遅れのクリスマス、やろうか」

二人の夜は、これから。
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公開:18/12/25 23:50

壬生乃サル

まったり。

2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)

壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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