サイレンナイ

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クリスマスのイルミネーションの中、俺は街を足早にある場所へ急いでいた。
「ゴスロリメイド喫茶 猫耳」。お目当ては笑顔の可愛いドジっ子天然娘の湯豆腐ちゃん。何故湯豆腐なのかと聞くと単に好きだからだそうだ。噂によると湯豆腐ちゃんは時々ノーパンらしい。俺はスケベ心満載で店へと急ぐ。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
その声に俺のテンションは上がるがすぐに下がった。
すでに湯豆腐ちゃんに先客がついており、クリスマスケーキをそいつにアーンの場面に遭遇した。
俺はかまくらシフォンケーキをオーダー、その味は嫉妬でよくわからなかった。
傍を通る時に湯豆腐ちゃんは他客オーダーの痛ケーキを落としてしまった。
「いっけなぁい」
ケーキを拾う湯豆腐ちゃん。チャンス!俺はスカートの中を覗いた。
「あーあ、見ちゃったな、お前」
スカートの中から男の声がした。
そこにはあってはならない物が存在した。
ホラー
公開:18/12/25 13:00

よもつひらさか( 山の中の森 )

短編小説を主に書いています。
収録作品
「五分後に驚愕のどんでん返し」ー記憶喪失ー(河出書房新社)
「ためしに怪談聞いたら、やっぱり幽霊いるし怖すぎた。」ー探し物ー(竹書房)
「千人怪談」-さよちゃん-見られている-(二作品) (竹書房)
「5分後に緊迫のラスト」-マリッジブルー(河出書房新社)
書店、Amazonにて発売中
「エブリスタ」投稿しています。
第10回ノベリスタ大賞 最優秀賞受賞「ヤマモトヒロシ」
「怖話」にて怖い話を投稿しています。
 

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