その電子書籍が買いたい
12
11
休み時間。隣の席の島田さんがスマホを真剣に眺めていた。島田さんも僕も本を読むのが好きで、休み時間は大抵ページを繰っている。島田さんが本を読んでいないのは珍しい。
「あ、これ?」
僕の視線に気が付いたのか、島田さんが話し掛けてきた。
「珍しいね」
「電子書籍デビューしてみたの」
「へえ、どれどれ……」
島田さんのスマホを勝手に覗き込むと、そこには文字が踊っていた。
『愛してる』『僕も。でもね、犯人は君なんだ』
おっと、唐突な展開。続きは……?
思わず前のめりになると、頬に柔らかい感触が。島田さんだ。
「なかなか良いでしょ?」
「う、うん」
何が、って。そりゃあ。
「あ、これ?」
僕の視線に気が付いたのか、島田さんが話し掛けてきた。
「珍しいね」
「電子書籍デビューしてみたの」
「へえ、どれどれ……」
島田さんのスマホを勝手に覗き込むと、そこには文字が踊っていた。
『愛してる』『僕も。でもね、犯人は君なんだ』
おっと、唐突な展開。続きは……?
思わず前のめりになると、頬に柔らかい感触が。島田さんだ。
「なかなか良いでしょ?」
「う、うん」
何が、って。そりゃあ。
青春
公開:18/12/24 00:00
その影が追いたい
undoodnu祭り
構成の凝った作品が好きです。
雑絡みOK!
電子書籍発売中:
https://www.amazon.co.jp/undoodnu/e/B07MK93FWK
Twitter:
https://twitter.com/undoodnu
note:
https://note.com/undoodnu
タップノベル:
https://tapnovel.com/writers/15521
アルファポリス(漫画など):
https://t.co/dsJrZRgEKC
ベリーショートショートマガジン「ベリショーズ」参加&編集&IT技術顧問:
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07PDJ6QPL
ログインするとコメントを投稿できます