そのチゲが喰いたい
14
51
ぐつぐつ。
煮えた鍋。
ここはクラスの女子の部屋。
3日前。
『好き?鍋』
「うん」
『食べにきなよ』
「うん」
すき鍋だと思ったんだ僕。
蓋を開けると、チゲ鍋で。
辛いのは苦手で。
ぐずぐず。
『お待たせ』
山盛りのポテサラが登場。大好物だ!
ごくり。
すると、彼女はポテサラをチゲ鍋に投入。
『煮テサラに美味しくなぁれ』
白い氷河が赤海に消えた。
『お待たせ』
次は寿司。あれは特上!
ごくり。
チゲ鍋にどーん!
『軍艦も沈んじゃいましたとさ』
桶に張りつくバランの哀愁。
『お待たせ』
次は焼肉って。
「なんかチゲぇ!」
僕は怒った。
『ごめん。かわりに私が入るね』
彼女が着ている服を捲る。
ごくり。
『うっそ。冗談好きの上段突き!』
なんだ?このヒリヒリとしながらも追いかけてくる甘さは。
焼肉はもう鍋の底。
『召し上がれ』
ぱくり。
すげぇ旨ぇ。
ぺろり。
煮えた鍋。
ここはクラスの女子の部屋。
3日前。
『好き?鍋』
「うん」
『食べにきなよ』
「うん」
すき鍋だと思ったんだ僕。
蓋を開けると、チゲ鍋で。
辛いのは苦手で。
ぐずぐず。
『お待たせ』
山盛りのポテサラが登場。大好物だ!
ごくり。
すると、彼女はポテサラをチゲ鍋に投入。
『煮テサラに美味しくなぁれ』
白い氷河が赤海に消えた。
『お待たせ』
次は寿司。あれは特上!
ごくり。
チゲ鍋にどーん!
『軍艦も沈んじゃいましたとさ』
桶に張りつくバランの哀愁。
『お待たせ』
次は焼肉って。
「なんかチゲぇ!」
僕は怒った。
『ごめん。かわりに私が入るね』
彼女が着ている服を捲る。
ごくり。
『うっそ。冗談好きの上段突き!』
なんだ?このヒリヒリとしながらも追いかけてくる甘さは。
焼肉はもう鍋の底。
『召し上がれ』
ぱくり。
すげぇ旨ぇ。
ぺろり。
青春
公開:18/12/22 01:31
undoodnu祭り
その影が追いたい
★そるとばたあの400字SSは、ことば遊びと文章のリズムにこだわり、音を体感できる物語がコンセプトです!
★第19回坊っちゃん文学賞大賞『ジャイアントキリン群』
★2025年12月、2冊同時刊行の電子書籍
『3分間のまどろみ カプセルストーリー』(Gakken)に『恐竜バーガー』寄稿。
・カプセルストーリー(恐竜バーガー、『菊池
の選択』、六文字の返信ほか)
https://amzn.asia/d/8qmIuR7
・カプセルストーリー(特殊外来種ハンター、カンガルー・ノート、露の楽譜ほか)
https://amzn.asia/d/iW14MdM
ショートショートの可能性と豊かさが詰まったアンソロジーですのでぜひ!
https://amzn.asia/d/8qmIuR7
・カプセルストーリー(特殊外来種ハンター、カンガルー・ノート、露の楽譜ほか)
https://amzn.asia/d/iW14MdM
ショートショートの可能性と豊かさが詰まったアンソロジーですのでぜひ!
ログインするとコメントを投稿できます
そるとばたあ