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壁の前に人が立てば、壁には影が映る。壁からの距離は影のサイズに影響を与えない。影のサイズは光源からの距離で決まる。だが、光源が太陽ほど離れていると、数メートル程度の距離は誤差にもならないからね。
ところで、人が壁から離れると、影は薄れて消えてしまう。それは、光が直進する粒子であり、かつ、波でもあることから説明できる。物体と壁との距離が離れていくと、光が波の性質で前面に回り込んで、影を消してしまうわけだ。それだから、太陽と壁との間の、宇宙空間や、大気圏内にあるはずの、無数の、決して無視できないはずの物体の影が壁に映らないのは、そこに何もないからではなく、光が回り込む性質をもつからなのだ。
従って、影がないからといって、実体もないということにはならないことが分かるね。
以上のことから、現在、部屋のどこにも影がないからといって、君が幽霊だ、などということは、ありえないはずだ。よね…
ところで、人が壁から離れると、影は薄れて消えてしまう。それは、光が直進する粒子であり、かつ、波でもあることから説明できる。物体と壁との距離が離れていくと、光が波の性質で前面に回り込んで、影を消してしまうわけだ。それだから、太陽と壁との間の、宇宙空間や、大気圏内にあるはずの、無数の、決して無視できないはずの物体の影が壁に映らないのは、そこに何もないからではなく、光が回り込む性質をもつからなのだ。
従って、影がないからといって、実体もないということにはならないことが分かるね。
以上のことから、現在、部屋のどこにも影がないからといって、君が幽霊だ、などということは、ありえないはずだ。よね…
ホラー
公開:18/12/23 11:50
更新:18/12/23 16:48
更新:18/12/23 16:48
undoodnu祭
その影が追いたい
星新一さんのようにかっちりと書く素養に乏しく、
川端康成さんの「掌の小説」のように書ければと思うので、
ショートショートとはズレているのかもしれないです。
オチ、どんでん返し、胸のすく結末。はありません。
400文字、おつきあいいただければ幸いです。
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