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「ありがとう、スペースレンジャー!君のお陰で宇宙の危機は去った!」

陽気なファンファーレを聞き遂げた僕はゴーグル型のAR装置を外す。そしてカーテンを開け、灰色の空を見ては溜息をつく生活を送り続けている。


今から5年前の30XX年、突如として地球に宇宙人が攻め込んできた。幸福な生活が一変し、空にはUFOが飛び交い、外からは人々の泣き叫ぶ声が聞こえる日々だ。

そして生きることを諦め、死を待つだけだった僕は皮肉にも生き延びている。食料は底を尽きかけ、水も残りわずか。電気だけは自家発電装置で補えているが、そろそろ止まりそうだ。


こんな世界で死を待つくらいなら、せめてこの電子の世界では生き延びたい。僕は再びカーテンを閉め、ゴーグルを装着する。
SF
公開:18/12/20 21:31
更新:18/12/20 23:20

べね( 千葉 )

私の作品を読んで頂きありがとうございます。

趣味でショートショートを書いています。
だいたい即席で書いているので、手直しする事が多々あります。
多忙のため更新頻度はとても低いです、ごめんなさい。
星新一さんや田丸雅智さん、堀真潮さんの作品に影響を受け、現実感のある非現実的な作品を書くのが好きです。
最後の1文字までお楽しみください。

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