血流の音(ね)

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僕の枕には直径一センチほどの穴があいている。
眠れぬ夜、その穴から中に入っている大粒のパイプを一粒ずつ取り出す。

「眠りたい、眠れない、眠りたい、眠れない、眠りたい、眠れない……」

僕の脳は次第にとけていき、夢へと繋がるパイプの底を静かに流れ出す。
血流の音と合わせるように。
その他
公開:18/12/20 23:20
140字小説 Twitter (10月9日) 転載

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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