ガードレールとかの光るやつ

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夜、気づけば両側に黄色の反射材が光る道路を走ってた。待てよ?そんなのあったっけ?思う間も無く黄色い光は瞬く間に通りすぎてく。速っ。いや違う。僕の車が速くなったんだ!

びゅんびゅんびゅん。あ!黄色が緑の光に変わった!げっ、なんか発射してきたぞ!光は両側から光線を放ってきた。避けようとハンドルを切るとなんか軽い。いつの間に僕はどこかの映画で見たような機体に乗ってた。ハンドルをレバーのように持ち上げたら機体は浮き上がり慌てたが、慣れれば簡単、ゲームの様にすいすい飛べた。

トンネル入ると光は青色に。途端青のレーザーが張り巡らされる。これは当たるとスパッと切られるやつだな。ひゅんひゅん!ぎりぎりを攻め、僕は華麗にレーザーをよけた。やったぜ!しかしトンネルを出た途端、何かに勢い良くぶつかった。し、鹿だ…。鹿はゲームオーバー、と言いながら足を引きずってった。後にはぷすぷす煙をあげる車と僕が残された。
その他
公開:18/12/13 22:07
更新:18/12/20 23:48
眠いと浮かぶ類いの話

綿津実

自然と暮らす。
題材は身近なものが多いです。

104.がおー

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