155. ショートショートのど飴

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駅の改装に伴って新しいコンビニが出来てたのを思いだし、帰宅途中の私は夕飯をそこで買って帰ることに。精算しているとレジ前に置かれている『ショートショートのど飴』というのが目に入った。乾燥で喉を少し痛めていた私は迷わずそれも購入。
店を出て早速一つ取り出して舐めてみる。直ぐに口内いっぱいに清涼感が広がり、それと共に何やらお話が聞こえてくる。よく耳を澄ますと飴が話しており、外袋には『舐めるとお話が聞こえてきます』と書かれていた。様々な色の飴が入っており私の食べたピンクのは恋愛のSSだった。しかも舐めている本人にしか聴こえない仕様だ。これはいい‼
翌日からの通勤の満員電車もこの飴のお蔭で快適になった。
黒い飴はイタズラ用と書かれており昼休みに試しに舐めてみると気持ちの悪い話が…。これは…。
急いで給湯室にいたお局に渡すと口に入れて30秒ほどでボリボリっと噛み始め、結局話は噛み砕いてもらえなかった。
ファンタジー
公開:18/12/19 01:11
更新:18/12/19 14:39
18日の田丸先生の大阪での ワークショップが元で 出来たお話。大幅に変えました。 早速アップ(^^) どうもありがとうございました‼

ことのは もも。( 日本 関東 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

 

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