果てを見る

冒険家の夫が世界の果てを見てくると言って早数年…やっと帰ってきた夫の姿は変わり果てていた。
ブクブクに太り、にやにやと笑いながら濁った眼をあちこちに向ける。胸をかきむしると黄色い液体が出てくる。「NあwVDフェCかw♡fw」と１日中呟く。
もう耐えられない！夫と別れることを決意したその日、夫の胸から美しい花が咲いた。
ああ…なんて綺麗なんでしょう…
『これが僕が世界の果てで見つけたものさ』
あなた！
ああ…やっと夫がまともにしゃべってくれた。私にはそれが嬉しくてたまらない。

『Nあw艸DフェCか8w♡fw』『PY♢ΣぐァｒQ？で￥0』
「これが世界の果てを見てきた男とその妻の姿というわけか」
「はい。二人とも生きてはいますがこれはもう人ではありません」
「変わり果てた姿というわけか…まあ、これはこれで研究のし甲斐があるというものだ。おい！至TNぅ＜＄＃Ⅶ」
「博士？どうしｔ％ゑ♠ゅ…」