ヒーローと少年

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20XX年。地球に異星人が侵略してきた。
人類はそれに対抗するため、新しい職業、ヒーローを作り出す。
彼らのお陰で、異星人は徐々に数を減らしていた。

ヒーローになるためには、国家資格の異星人撃退技能士をとらなくてはならない。
それに合格した僕は晴れてヒーローになれた訳だが、そう甘くはなかった。

ヒーローが世間に浸透してくると、今度は異星人を倒すところをヒーローショーとして見世物にするようになった。
人気のあるヒーローはおすすめとして紹介されるようになり、人気になる。

僕はといえば、異星人に攻撃することが出来なかった。相手を倒さずに何とかしたいと、周りを困らせる。何のためのヒーローなのか。

そんなとき、ヒーローの仕事中によく見かける少年がやって来て言った。

「僕、お兄さんのこと好きだよ。他の人はみんな、いじめてるみたいで怖いもん」

走り去っていった彼が、僕にはヒーローに見えた。
SF
公開:18/12/10 15:57
スクー ヒーローショー

たけなが


たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!

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