モコのおしり
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モコのおしりは丸くて白い。悲しいことがあって私がぐずぐすと泣きながらお布団に逃げ込むと、彼はどこからかトコトコと来て私の布団に入ってくる。
私の頭のところでまあるくなって、身体をぎゅうぎゅうと押し当てる。泣かないでよ、僕がいるでしょと言うようだ。
モコのおしりに額をつけるとほかほかと温かい。
シーズー犬のモコは、数年前、私がうつ病にかかり、なかなか改善しない病状を見て、両親がなにかの刺激になればという理由で我が家に迎え入れられた。
その時には動物でどうにかしようと思う両親に反対したけれど、ペットショップでモコを初めて抱いたとき、そのくったりとした温かさに触れなんとも言えない気持ちになったのを覚えている。
それから早、14年。会話はできなくとも触っているだけでお互いのきもちをわかるようになった。
……気がする。だってモコと私は家族だから。今日もモコのまあるいおしりはほかほかと私を温めている。
私の頭のところでまあるくなって、身体をぎゅうぎゅうと押し当てる。泣かないでよ、僕がいるでしょと言うようだ。
モコのおしりに額をつけるとほかほかと温かい。
シーズー犬のモコは、数年前、私がうつ病にかかり、なかなか改善しない病状を見て、両親がなにかの刺激になればという理由で我が家に迎え入れられた。
その時には動物でどうにかしようと思う両親に反対したけれど、ペットショップでモコを初めて抱いたとき、そのくったりとした温かさに触れなんとも言えない気持ちになったのを覚えている。
それから早、14年。会話はできなくとも触っているだけでお互いのきもちをわかるようになった。
……気がする。だってモコと私は家族だから。今日もモコのまあるいおしりはほかほかと私を温めている。
その他
公開:18/12/05 14:36
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