リセットタイミング
21
16
「ここはどこだ?」
男は突然、病室に現れた。
「おまえを呼んだのはワシだ」
老人はベッドに横たわっていた。
「お前は?」
「ワシは未来のお前だ。よく聞け。今のお前は人生のピーク。この先、お前はろくな目にあわない」
「そうなのか」
「そう。ならば、老化を止めることができる時代まで冷凍睡眠し、人生を再スタートすることを薦めたくて来てもらった」
「急に言われても…」
「この日記を持ち帰ってくれ」
男は受け取ると、過去に戻っていった。
※※※
男は日記を読んだ。
「こんな酷い目に遭うのか。奴の言う通り、今のうちに眠ったほうが…」
しかし、今一つ踏み切れなかった。
「本当に今が一番なのか?ここまでの人生、楽なものではなかった。仲間に裏切られたことも裏切ったこともある。できるなら、あんな目に遭う前に…」
男は、タイムマシンである男を呼ぶことにした。
※※※
「おじさん、だあれ?」
男は突然、病室に現れた。
「おまえを呼んだのはワシだ」
老人はベッドに横たわっていた。
「お前は?」
「ワシは未来のお前だ。よく聞け。今のお前は人生のピーク。この先、お前はろくな目にあわない」
「そうなのか」
「そう。ならば、老化を止めることができる時代まで冷凍睡眠し、人生を再スタートすることを薦めたくて来てもらった」
「急に言われても…」
「この日記を持ち帰ってくれ」
男は受け取ると、過去に戻っていった。
※※※
男は日記を読んだ。
「こんな酷い目に遭うのか。奴の言う通り、今のうちに眠ったほうが…」
しかし、今一つ踏み切れなかった。
「本当に今が一番なのか?ここまでの人生、楽なものではなかった。仲間に裏切られたことも裏切ったこともある。できるなら、あんな目に遭う前に…」
男は、タイムマシンである男を呼ぶことにした。
※※※
「おじさん、だあれ?」
SF
公開:18/12/02 18:51
マイペースに書いてきます。
感想いただけると嬉しいです。
100 サクラ
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