ハードな夜、雷雨
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薄暗い部屋にいる男女は初めての夜を迎えようとしていた。
その日朝から降っていた雨に雷が混じり二人の鼓動に共鳴するように雷も大きな音を立てている。
だが、雷の方が盛り上がりすぎてしまい停電を起こしてしまった。
夜の停電なので横にいる相手の顔すら見えない。男は大丈夫だよと言いベッドの脇に置いてあった鞄から蝋燭を取り出して火を灯した。暗闇が怖かったのか女の顔はこわばっている。
すぐに電気は復旧したが女はまた急に停電になったら怖いからと言い服を着て自分の荷物を身近にまとめている。
男は車で送るよと言ったが女は始発の電車で帰り後日「あなたとは合わないと思う」とかなんとか言って男に別れを告げた。
男は蝋燭だけではなくちゃんとした防災グッズかお洒落なライトでも用意しとかなきゃ危機意識がなく将来性のない男だと思われて振られるのも当然か、と真っ赤な蝋燭を前にして思うのであった。
その日朝から降っていた雨に雷が混じり二人の鼓動に共鳴するように雷も大きな音を立てている。
だが、雷の方が盛り上がりすぎてしまい停電を起こしてしまった。
夜の停電なので横にいる相手の顔すら見えない。男は大丈夫だよと言いベッドの脇に置いてあった鞄から蝋燭を取り出して火を灯した。暗闇が怖かったのか女の顔はこわばっている。
すぐに電気は復旧したが女はまた急に停電になったら怖いからと言い服を着て自分の荷物を身近にまとめている。
男は車で送るよと言ったが女は始発の電車で帰り後日「あなたとは合わないと思う」とかなんとか言って男に別れを告げた。
男は蝋燭だけではなくちゃんとした防災グッズかお洒落なライトでも用意しとかなきゃ危機意識がなく将来性のない男だと思われて振られるのも当然か、と真っ赤な蝋燭を前にして思うのであった。
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公開:18/12/02 14:24
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