ある国家

A国は豊かで治安もよく国民に優しかった
福祉も充実し誰もが憧れる国だった
他国の人々はこぞってA国を目指した
A国は国際社会を配慮してこれを受け入れた

移民たちは自分たちも豊かになろうとせっせと働いた
そのうち少数は仕事で結果を出し、多大な税金を納めた
彼らは国籍を取得することを許された

残りのほとんどは日々の生活で精一杯
もちろん福祉やサービスを十分に受けることは出来なかった
言語の取得も難しく、移民たちはまとまって住むようになった
登記せず自営業を始めるものもいた

彼らはA国に対するデモを始めた
参政権も要求するようになった
A国の国民にも人権を考慮して、彼らに福祉や参政権を与えろと言うものが出てきた
次第にそちらが力を持ち多数派を脅かした
国内は分断
国力は低下し始めた

10年後、A国の議員は移民だらけになり、経済力は低下、文化は破壊され尽くした

全てはB国による工作だった