山岡商店

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寂れた商店街の一角
ついに山岡商店も店を畳むときが来た
明治末期から続く老舗の靴屋だった
だが今や郊外にショッピングモールが乱立し、店には誰も来なくなった

そう、あいつ以外は

山岡「また来たのか」
閑古鳥「カッコー」
山岡「来るなつっただろ」
閑古鳥「カッコー」
山岡「お前がいたら人が来ないだろ」
閑古鳥「カッコー」
山岡「はあ」

相変わらず閑古鳥は鳴いている

閑古鳥「店を閉めるのか?」
山岡「え?」
閑古鳥「俺は喋れるんだぞ」
山岡「そんな」
閑古鳥「俺を店のウリにして、人を集めたらどうだ?」

山岡は言われるがまま『喋る鳥がいる靴屋』と広告を打った
すると店は大盛況

ただ問題が起きた
閑古鳥は喋るどころか、すっかり鳴き止み、居なくなってしまったのだ

なるほど、こうやって閉店セールの登りを出したまま閉店しない店が出来上がるのか

電柱の上では閑古鳥が次のターゲットを探していた
ミステリー・推理
公開:18/12/01 01:59

西木( Tokyo/Tokushima )

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