誰にも内緒のお話し
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「わたし下着は穿かない主義なの」
大学サークルの先輩は涼しげな顔でとんでもないことを言い放った。
勇気を出して食事に誘ったテーブルに飲みかけの水を噴き出しそうになる。
「へ…ぇ…いいんじゃないですか、別に」
「ふふっ嘘よ」
どうやら年下をからかうのが楽しいらしい。
「君、星は好き?」
「宇宙飛行士に憧れてました」
「今から見に行かない?」
「でも曇ってますよ」
「いい穴場があるの」
連れて行かれたのは夜景を見下ろす小山の展望台。
なるほど…地上の星
時折そのスカートの裾が夜風に揺れ、それが気になるのは先の冗談のせいで。
「ね、星を見せてあげるわ。座って」
腰を地に下ろした背後からの不意打ちで頭からスッポリとスカートに包まれた。
「ぅあ…」感嘆が口を突く。
全方位、無数に煌めく星辰の、そこは無限に広がる空間で。
「誰にも内緒よ」
言ったところで誰が信じる?
先輩のスカートの中が宇宙だなんて。
大学サークルの先輩は涼しげな顔でとんでもないことを言い放った。
勇気を出して食事に誘ったテーブルに飲みかけの水を噴き出しそうになる。
「へ…ぇ…いいんじゃないですか、別に」
「ふふっ嘘よ」
どうやら年下をからかうのが楽しいらしい。
「君、星は好き?」
「宇宙飛行士に憧れてました」
「今から見に行かない?」
「でも曇ってますよ」
「いい穴場があるの」
連れて行かれたのは夜景を見下ろす小山の展望台。
なるほど…地上の星
時折そのスカートの裾が夜風に揺れ、それが気になるのは先の冗談のせいで。
「ね、星を見せてあげるわ。座って」
腰を地に下ろした背後からの不意打ちで頭からスッポリとスカートに包まれた。
「ぅあ…」感嘆が口を突く。
全方位、無数に煌めく星辰の、そこは無限に広がる空間で。
「誰にも内緒よ」
言ったところで誰が信じる?
先輩のスカートの中が宇宙だなんて。
ファンタジー
公開:18/11/28 18:44
更新:18/11/28 21:53
更新:18/11/28 21:53
ヘルシェイク矢野のことを考えてたりします
でも生粋の秦佐和子さん推しです
名作絵画ショートショートコンテスト
「探し物は北オーストリアのどこかに…」入選
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ありがとうございます
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