白い丘の上にある穴

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プルン、と白い山が震動した。
秘密基地としている山頂に張られた薄茶色のテントで寝ていた俺は、身を投げ出された。
そのまま谷間へと真っ逆さまに滑り落ちた。
ムギュ、とした柔らかい衝撃のおかけで俺は無傷ですんだ。
山を見上げる。登るのは困難そうだ、と諦めて谷間をすり抜けた。
目の前に白い丘が広がっていた。山ほどではないが、それなりに盛り上がっている。
プニン、プニン、と弾むように丘を駆け上がった。その先に、もう一つの白い丘が見えた。
そこを目指すべく、今いる丘を駆け下りる。次の丘は、先ほどの丘より少し高そうだ。が、山に比べれば何てことはない。
ポヨン、ポヨン、と跳ねるように丘を駆け上がる。その先に穴があった。勢い付いていた俺は立ち止まれず、落っこちた。
そこは何とも言えないニオイに満ちていた。

ふと気付くと、彼女の腹の上に顔を埋めていた。
彼女に一つ言いたい事があるのだが、それは言いにくい。
ミステリー・推理
公開:18/11/29 23:40
良い肉の日

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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