我知る,人知る

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「天知る,地知る,我知る,人知る」という言葉がある。
正義は名前に恥じないような立派な人を目指して
社会に出てからはボランティアに参加し世の為人の為に尽くしてきた。
彼の同世代の人達も同じでなぜか今までの世代の人とは違い、欲望に塗れるのを良しとせず
世の為人の為に尽くそうとする者ばかりだった。
正義たちの世代になってもはや『戦争』や『飢餓』などは過去の言葉となりつつあり、地球は愛に満ちた星に生まれ変わりつつあった。
 だが、正義には不安があった。ときおり何者かに見られているような気がするのだ。意を決して同世代の人達の集まりでその事を皆に伝えた所、彼らも同じような不安を持っているという事だった。

その様子を遠くから眺めている者達が会話していた。
「やれやれ、ようやくこのゲームも終わりそうだよ!」
「そうだね。『愛』の数値をあげるのに本当に苦労したよ。ほっとくとすぐ滅亡するし!」
ファンタジー
公開:18/11/26 21:40

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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