巧妙少女(MMWT⑧透明畔)
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半透明な街・透明畔での打ち上げの帰り、僕は酔っぱらっていました。
半透明な月が浮かび、半透明な犬が吠える街角。
ふと、目を上げると、不透明な少女がいました。
赤いランドセルに黄色の通学帽。
深夜。シースルーもできないので、交番に行こうと言いました。
すると、少女は笑い、縦笛を口に咥えました。
妖しくも美しいチャルメラの音色。
その指遣いと息遣いに魅入っていると、縦笛を吹く少女の体が徐々に成長していったのです。
スカートの丈は短くなり、胸元は随分と窮屈そうでした。
同時に、女のランドセルから大量の麺が這い出てきて、僕の体に巻きついたのです。
よく見ると、それはメタリックカラーの南無蛇でしたzzz
気がつくと、朝日でキラキラと光る半透明の屋台のカウンターで僕は眠っていました。
あれは妄想だったのか?
それでも、あの少女の手と口がやけに鮮明に残っているのです。
そんな手口のあの娘は、巧妙少女。
半透明な月が浮かび、半透明な犬が吠える街角。
ふと、目を上げると、不透明な少女がいました。
赤いランドセルに黄色の通学帽。
深夜。シースルーもできないので、交番に行こうと言いました。
すると、少女は笑い、縦笛を口に咥えました。
妖しくも美しいチャルメラの音色。
その指遣いと息遣いに魅入っていると、縦笛を吹く少女の体が徐々に成長していったのです。
スカートの丈は短くなり、胸元は随分と窮屈そうでした。
同時に、女のランドセルから大量の麺が這い出てきて、僕の体に巻きついたのです。
よく見ると、それはメタリックカラーの南無蛇でしたzzz
気がつくと、朝日でキラキラと光る半透明の屋台のカウンターで僕は眠っていました。
あれは妄想だったのか?
それでも、あの少女の手と口がやけに鮮明に残っているのです。
そんな手口のあの娘は、巧妙少女。
青春
公開:19/02/20 21:36
Magical
Mystery
Wonder
Tour
曲紹介
NUMBER GIRL
☆そるとばたあの400字SSは、『ミュージシャンが曲を作るように物語を描く』をコンセプトとしております。
ことば遊びと文章のリズムにこだわり、音を体感できる物語に挑戦中です!
☆拙作のプレイリストを選んでいただきました!
気になられた方は、↓の過去作品も一緒に楽しんでいただければと思います!
【This is そるとばたあ selected by むう】
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