夏の日のこと

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煽ったラムネが通るあなたの喉につい触れてしまってあなたを驚かせてしまう。

転がっていくラムネの瓶がからからと軽快な音を立て二人の沈黙を緩和してくれる。

あなたを見つめるわたしをあなたも見つめる。

夏色の甘い香りが足元から漂う。

逸らさず逸らせずいつまでも二人は見つめ合うしかできずにいた。
青春
公開:19/02/18 08:22

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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