セールスマンの本音

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「まあ、マダム、お美しい綺麗な白いお肌ですね。それに赤ちゃんの様な餅肌です。触ってもいいですか」

「えっ、本当!!もう、あなたは嘘が上手いんだから。折角だからもう一着いただこうかしら。」

「ありがとうございます」
(いいえ、私は嘘は言っていませんよ。私はあなたのお胸がペッタンコ、ペッタンコだと言っているだけです。)



「そちらの奥様はまるで月のよう。うわぁ~眩しい。」

「もう、おだてても駄目よ。でも、その服もまとめていただくわ」

「ありがとうございます」
(いいえ、嘘は言っていませんよ。あなたの顔にはクレーターが多過ぎです)



「そちらのお嬢様、お気に入りの商品はお決まりでしょうか」

「もう少し考えさせて」

「畏まりました。決まりましたらお呼びください」
(まだ決まらないの。ちょ、ちょっとサンプル品を使いすぎ。それだってタダじゃないんだから早く決めてよ)
公開:19/02/16 14:49

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