ヅカパン
1
4
いつものパン屋に行ったら、ほしいパンがみんな売り切れで困った。
迷っていると、店員が珍しく口を開き、「ヅカパン」を勧めてきた。
どんなパンかは是非食べて確かめてほしいと言う。
何か分からないものを食べるのには抵抗があったが、思い切って買って帰った。
帰宅して、早速、袋から取り出す。
小さな山のような形。硬い生地に見えたが、意外とソフトな感触だ。
とりあえず、2つに割ってみる。
簡単に割れた。
割れて・・・割れ目から、バラバラと何か黒っぽい細かい粒のようなものがたくさん落ちた。
拾おうとして、うわっと思った。
落ちた粒の一つ一つが動いていた。
アリだ。
パンから解放されたアリたちが、テーブルの上を右往左往している。
呆然と見下ろしながら、なぜ、あの店員はこれを勧めたんだろうと思った。
そもそも、なぜこんなものを作っているのか。
まぁ、なんにしても、いきなりかぶりつかなくて良かった・・・。
迷っていると、店員が珍しく口を開き、「ヅカパン」を勧めてきた。
どんなパンかは是非食べて確かめてほしいと言う。
何か分からないものを食べるのには抵抗があったが、思い切って買って帰った。
帰宅して、早速、袋から取り出す。
小さな山のような形。硬い生地に見えたが、意外とソフトな感触だ。
とりあえず、2つに割ってみる。
簡単に割れた。
割れて・・・割れ目から、バラバラと何か黒っぽい細かい粒のようなものがたくさん落ちた。
拾おうとして、うわっと思った。
落ちた粒の一つ一つが動いていた。
アリだ。
パンから解放されたアリたちが、テーブルの上を右往左往している。
呆然と見下ろしながら、なぜ、あの店員はこれを勧めたんだろうと思った。
そもそも、なぜこんなものを作っているのか。
まぁ、なんにしても、いきなりかぶりつかなくて良かった・・・。
その他
公開:19/02/15 20:48
ログインするとコメントを投稿できます