ドキドキ新幹線

先日、試運転的に「ドキドキ新幹線」というものが現れた。

乗車料金はなんとたったの3000円。シーズンオフの夜行バスよりも安い。
破格の値段は、乗客の生み出す運動エネルギーが燃料代を補っているから…という理由である。
各車両にはトレーニング器具が充実しており、乗客は専用器具を取り付け、出来る限り運動する。
「ドキドキ」というのは乗車中運動し続けた結果の心拍数から名を冠しているそうだ。
問題は、乗客の運動量が足りず目的地に着く前に新幹線が止まってしまうこと。そういったアクシデントの想定込みでのこの値段でもあるのだが…。

ただ実は、乗客が運動せずとも難なく目的地へと着ける例外がある。
エグザイルがライブツアーでの移動で利用する際だ。彼らはアスリート並みの体力で運動し続けるし、彼らの車両を覗く乗客たちも、その姿にドキドキしっぱなし。十分な心拍数が、車両とトキメキをチューチュー運ぶというわけだ。