時限肉まん

お菓子の国に、時限肉まんが仕掛けられた。犯人から一時間後の爆破予告があり、ショコラ警部と部下のマカロンは、警察犬のキャンディを頼りに時限肉まんの捜索に向かった。
時限肉まんはキャンディの活躍により、モンブラン山頂の山小屋で発見された。中には無数の肉まんと時限装置が発見された。
「ただの肉まんではないな」
「肉汁が出ています警部」
「これは肉汁たっぷり肉まんだな」
「爆発すれば山頂から肉汁が飛散し全てのお菓子は大変なことになります」
時刻は三十分が経過していた。
「時間がない！時限装置の解除にかかるぞマカロン」
「はい！」
警部は慎重に時限装置のカバーを外した。すると、赤と白の配線コードが現れた。
「赤と白、どちらかを切れば解除ですね警部」
「あれ？ほかに緑、青、黄色にピンク、畜生！」
「キレてる場合じゃないですよ警部！」

数分後、肉まんは爆散し、お菓子の国は肉汁でホワイトアウトとなった。