SSGという宇宙の中で(仮) 女優さん候補
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私には何も見えないし、何も感じないんだけど、私と一緒にいる人がいろんなものを見ちゃうみたいなんです。
占いの人って、自分のことを占っちゃいけないっていうじゃないですか。それと似てるのかなって思うんですけど…
たとえば付き合い始めたばかりの彼とのデートについてきて欲しいって言われて、ニコニコしながらその子の隣に座ってるんです。『私、場違いだよな』と思うんだけど、そういうのには慣れてきてて。
で、だんだん、喧嘩みたいになったりするの。で、「もういいっ!」って感じで別れちゃって、後で話を聞いてみると、彼の周りにいっぱい女の人がつきまとってるのが見えたとかね。
多分、男の人の方でも、彼女に何かついてるのが見えたんだと思う。真っ青になって、何も言い返せなかったから。私には、全然分からないんだけどね。
でも、こんなんでも、こんな私でも、誰かの役に立ってるのかなぁ、なんて思ってるんだ。
占いの人って、自分のことを占っちゃいけないっていうじゃないですか。それと似てるのかなって思うんですけど…
たとえば付き合い始めたばかりの彼とのデートについてきて欲しいって言われて、ニコニコしながらその子の隣に座ってるんです。『私、場違いだよな』と思うんだけど、そういうのには慣れてきてて。
で、だんだん、喧嘩みたいになったりするの。で、「もういいっ!」って感じで別れちゃって、後で話を聞いてみると、彼の周りにいっぱい女の人がつきまとってるのが見えたとかね。
多分、男の人の方でも、彼女に何かついてるのが見えたんだと思う。真っ青になって、何も言い返せなかったから。私には、全然分からないんだけどね。
でも、こんなんでも、こんな私でも、誰かの役に立ってるのかなぁ、なんて思ってるんだ。
その他
公開:19/02/12 19:49
星新一さんのようにかっちりと書く素養に乏しく、
川端康成さんの「掌の小説」のように書ければと思うので、
ショートショートとはズレているのかもしれないです。
オチ、どんでん返し、胸のすく結末。はありません。
400文字、おつきあいいただければ幸いです。
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