別れの前に

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凍えるように寒い冬が訪れる前にこの場所を去るあなたにかけられる言葉がわたしには見つからなくて押し黙る。

唇をきゅっと結んであなたを見上げるわたしの頭を優しく撫でてあなたは全て解っているとでも言いたげに微笑む。

ああもうだから嫌だったの。

溢れそうな涙をぐっと堪えて頑張って綺麗に笑った。
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公開:19/02/13 08:21

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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