禁忌

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幾つか重なった過ちを禁忌と呼ぶのなら、これは正しく禁断の恋なのでしょう。

色を塗り替えた髪に貴方が口付けをひとつ落として、まるで愛しいものでも見るかのような熱い瞳で私を見つめる。

そんな目をされたら、勘違いをしてしまうのに。

必至に堰き止めていた想いが溢れて、どうしようもなくなるのに。
恋愛
公開:19/02/12 08:12

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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