勇者ユンボ

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「あいや!待たれい!この場所に導かれた選ばれし猫よ!悪魔を倒す勇者とお見受けした!どれどれ…勇者の首輪には名は、ユンボと記されておる。おお!重機のような強そうな名だ!」
猫族の長老はこの勇者に何か秘める闘志を感じた。
「勇者ユンボよ。この先の戦いの武器は何を装備しておるのじゃ?」
するとユンボは担いでいた袋をあけ、長老に見せた。
「小松菜、ごぼうの皮、綿棒、トンカツ、茄子のヘタ。
ほう、それは自分が遊ぶと気分が上がるものではないか?遊び道具ではない。勇者のみ与えられる伝説の武器を!」
するとユンボは高らかに手を上げ、それを長老に見せた。
「甘栗?!」
コクリ
ユンボは、長老にチラシを見せた。
『甘栗ファイト☆年一回秋、栗のマークの黄金のベルトをかけて戦う!集え!甘栗マスター!!』
「ユンボは、勇者ではないのだな?」
コクリ
「甘栗ファイトの会場、最寄り駅は2つ先だ!行け!ユンボよ!急げ!」
ファンタジー
公開:19/02/08 13:54
minakawanekoさん Twitterより頂きました 甘栗ファイト 頑張ってファンタジー ならず、お笑い ごめんなさい(笑) ユンボ♀は飼い猫です♪ 普通のおもちゃに興味なし 甘栗で遊ぶのが1番好き! 甘栗と常日頃戦いを挑んでます

さささ ゆゆ( 東京 )

最近生業が忙しく、庭の手入れが疎かな庭師の庭でございます。

「これはいかんっ!!」と突然来ては草刈りをガツガツとし、バンバン種を撒きます。

なので庭は、愉快も怖いも不思議もごちゃごちゃ。

でもね、よく読むと同じ花だってわかりますよ。


Twitter:さささ ゆゆ@sa3_yu2





 

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