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遣り切れないな、とふとそんなことを思う。

輝く君の姿を見るのがつらくて、真っ直ぐな君の瞳を見るのが怖くて。

そうして僕は君のいない未来を望んだ。

足を進める度に振っていた腕を、君の小さな両手が駄々をこねるように掴み引っ張る。

嫌だよなんて。

行かないでなんて、そんなことを言って僕を惑わす。
青春
公開:19/02/09 09:15

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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