海のフォアグラまん

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「肉まん食べたい」
「じゃあ、お肉つまんで」
雪がチラつく寒い日、コンビニの前でカップルがイチャついていた。
「そこはダメェ」
彼が彼女のお腹をつまんでいた。ぽっちゃり体型でつまみごたえがありそうだ。
「そこもダメェ。難しいの」
今度は二の腕をつまんでいた。難しいとはどういう事だ?
「OK」
そう言った彼女は頬をつままれていた。そんな彼女がプゥ、と頬を膨らませた。
「サンキュー」
と、彼がその頬をブチッとひきちぎった。あれが肉まん?
「私、ピザまんがいい」
彼女がそう言うと、彼がズボンの裾を捲り、膝を地面に打ち付けた。すると彼の膝がプクゥ、と膨れ上がった。
「ありがと」
と、彼女がその膝を引きちぎった。
あれがピザまん?
キモい。何がどうなっているのだ、と思案に暮れる僕の手には四つの、あんまん。
ふと、肝臓に痛みが走った。僕の名前は安康。このあんって……と思った瞬間、視界が真っ白になった。
その他
公開:19/02/08 23:59
更新:19/02/09 00:08
ホワイトアウト肉まん スクー

壬生乃サル

自由きままに、気の向くままに。
サルも木から落ちる・る・る~。

壬生乃サル(MIBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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