元勇者の失敗 その2
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「これだよ! これが食べたかった!!」
大盛のご飯に納豆をかけ、かつお節をまぶしてかき混ぜほうばる!
うーん、うまい。日本人でよかった。
目の前で優子がしゃもじを持ちながらあきれ顔をしている。
ようやく日常に帰ることができた俺は、隣家の優子の家で
夕食をごちそうになっていた。
まあ、襲われたお詫びもかねてだが
「まあ、でもいきなり幼馴染に鉄バットで殴りかかられるとは思わなかったがな!」
「長い間誰もいなかったから泥棒だと思ったのよ!」
ちなみに俺だと分かった瞬間すがりつかれて号泣されてなかなか離れてくれなかった。
そのおかげで上着は優子の涙やら鼻水やらでただいま洗濯機直行中である。
「いや、だから異世界に無理やり召喚されたんだって!」
「前学校に遅刻した言い訳がそれじゃなかった? それともUFOに攫われただっけ?」
勇者は異世界で説得スキルを取得しなかったのを後悔した。
大盛のご飯に納豆をかけ、かつお節をまぶしてかき混ぜほうばる!
うーん、うまい。日本人でよかった。
目の前で優子がしゃもじを持ちながらあきれ顔をしている。
ようやく日常に帰ることができた俺は、隣家の優子の家で
夕食をごちそうになっていた。
まあ、襲われたお詫びもかねてだが
「まあ、でもいきなり幼馴染に鉄バットで殴りかかられるとは思わなかったがな!」
「長い間誰もいなかったから泥棒だと思ったのよ!」
ちなみに俺だと分かった瞬間すがりつかれて号泣されてなかなか離れてくれなかった。
そのおかげで上着は優子の涙やら鼻水やらでただいま洗濯機直行中である。
「いや、だから異世界に無理やり召喚されたんだって!」
「前学校に遅刻した言い訳がそれじゃなかった? それともUFOに攫われただっけ?」
勇者は異世界で説得スキルを取得しなかったのを後悔した。
ファンタジー
公開:19/02/08 22:12
ぼちぼちやっていこうと思います。
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