狭間で

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壊れかけの夢をそれでも抱いて離せないのは結局わたしもただの人間だからなのだろう。

とこしえの祈りを捧ぐその気持ちも決して嘘ではないけれどあなたとふたり何もかも捨てて逃げ出したい気持ちも冗談とは言い切れなくて。

鈴緒が大きく身を揺らし拝殿の鈴がけたたましく鳴る。

こちら側へわたしを戻す。
ファンタジー
公開:19/02/05 13:23

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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