罰ゲーム
4
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「お疲れ様でした!」
野球部の練習を終えると、チームメイトの遼が話しかけてきた。
「お前、知美と何かあっただろう?」
「何もないよ」
「知ってるんだよ」
ひょっとしてあの事か?
2週間前のことだった。マネージャーの知美は疲れたのか、部室の机で眠り込んでいた。
「うーん」
目を覚ました時、僕はたまたまそこにいた。
「コーヒーでも買ってこようか」
カッコつけようと思ったのに、財布を忘れてきた。机の上にあった部費の袋からお金を拝借した。まさか見られていたとは。
「頼む。黙っていてくれ」
「嫌だね」
遼はまったく取り合ってくれない。
「付き合って長いんだろう? プロポーズしろよ」
「まさか。まだ2人とも学生だし」
「みんなにバラしてもいいのか?」
次の日、部員全員の前で僕は知美に言った。
「結婚してください!」
「いいよ、今すぐにでも!」
その日から僕たちは夫婦になった。
野球部の練習を終えると、チームメイトの遼が話しかけてきた。
「お前、知美と何かあっただろう?」
「何もないよ」
「知ってるんだよ」
ひょっとしてあの事か?
2週間前のことだった。マネージャーの知美は疲れたのか、部室の机で眠り込んでいた。
「うーん」
目を覚ました時、僕はたまたまそこにいた。
「コーヒーでも買ってこようか」
カッコつけようと思ったのに、財布を忘れてきた。机の上にあった部費の袋からお金を拝借した。まさか見られていたとは。
「頼む。黙っていてくれ」
「嫌だね」
遼はまったく取り合ってくれない。
「付き合って長いんだろう? プロポーズしろよ」
「まさか。まだ2人とも学生だし」
「みんなにバラしてもいいのか?」
次の日、部員全員の前で僕は知美に言った。
「結婚してください!」
「いいよ、今すぐにでも!」
その日から僕たちは夫婦になった。
青春
公開:19/02/05 12:20
更新:19/02/05 12:36
更新:19/02/05 12:36
スクー
使い込み学生結婚
短い物書き。
皆さんの「面白かったよ!」が何よりも励みになります。誰かの心に届く作品を書いていきたいです。
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