嗚呼

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大粒の涙が零れるあなたの目元を拭って涙の筋で濡れたあなたの頬に口付けて大丈夫だよとそう言ってあげたかった。

ただそれだけだった。

あなたが膝から崩れ落ちて深い悲しみに大きく慟哭する。

わたしはその肩を撫でてあげることもできずにここからあなたを見つめる。

嗚呼神様、もう一度だけでいいから。
その他
公開:19/02/06 09:07

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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