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そうしてあなたもまたわたしの前から去って行ってしまうのでしょう。

幼な子のように泣きじゃくってあなたの胸を濡らすわたしをあなたの手のひらが優しく撫でてくれる。

ひとりにしないでとここから居なくならないでと縋った声が自分で思うよりも痛々しくて、わたしはまたあなたを握り締める拳を汚した。
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公開:19/02/06 09:06

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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